
本日も引き続きの現場です。
今日は下台の据え付け、門柱の上の置き灯籠の据え付け、五色石の敷き均し、巻石の目地コーキングをさせて頂きました。
下台の据え付けの前に施主様にご納骨をして頂きました。
実はあまり納骨をご自身でなされる方はいらっしゃらないのですが、ご提案したところ快諾していただきました。ひとつのセレモニーとしても非常に重要な場面だと思いますので、これからも提案はしていきたいと思っている次第です。


既存の棹石の台石は外柵と同じG623、バーナー仕上げの物を使用しています。
根気強く、一部は洗浄剤を使用して綺麗にした棹石です。これからは立地条件の良い墓地なので汚れも付きにくいと思います。
こちらの墓地にはこの後文字彫刻をした部材と花立等の付属品の据え付けをして終了です。もう少々お待ちください。


午後からは工場にて別の現場の準備を行いました。
先日クリーニングの為に持ち帰らせて頂いていたお墓の下台の下部分を切削しました。今まではこちらのお墓には芝台が無かったため、下台が一番下でした。昔のお墓には地面に隠れる部分は加工をしない事も多く、こちらの下台もそうでした。
芝台が下に作られることになりましたので、下台も綺麗に水平に切削をしていきます。切削高さがある為、ワイヤソーを使用していきます。自社の切削機械の中では一番大きなものになり、自分はまだ使用したことがなかったため今回初めての経験となります。

切削した後の断面です。
綺麗なピンク色の入った御影石です。年代からして外国産ではないと思うので岡山の万成石でしょうか・・・?
クリーニングするまではびっしりと苔がついていて、高圧洗浄機で汚れを落としても錆の様な赤さが残っていたのですが、これは地の色だったのだと分かりました。
磨けば綺麗な色と艶が出ると思うのですが、今回はその加工は注文に入っていないのでそのままの叩き仕上げでの使用となります。


