
本日は世羅町川尻に伺い、解体した墓石の据え付け工事をスタートしました。
まずは墓誌の鉄筋コンクリート基礎を行いました。型枠から5センチは余裕を持たせて鉄筋を配置します。


続いて巻石などの繋ぎ目にステンレス金具を取り付けです。石材同士だけでなく、地面のコンクリートとも連結して更にそれを生コンクリートで固める事で土圧によるズレを予防します。

最後に芝台を据え付けです。この台石、一枚板でサイズが約106㎝×140㎝というかなりの大きさです。
大抵の場合は2枚に分割してあるのですが、自社加工してあるこのお墓は全て一枚もので作っています。
何とか時間を要しながらもレベルを調整して据え付ける事が出来ました。
下の台を据え付けて本日は終了です。モルタルが安定しないうちに上の部材を据え付けると沈んでレベルが狂う恐れもある為、一日は空けます。

解体したお墓は工場に持ち帰り、高圧洗浄機で汚れは落としてきたのですが、木の葉などの灰汁がしみていたため、据え付け後に専用の洗浄薬を使用して綺麗に落としました。
茶色い染みが部材の繋ぎ目部分に付いていたのが綺麗に落ちています。
墓地奥側に旧墓石棹石を据え付けてから、上の台を据え付けていきます。



耐震効果を発揮できるようにボンドの厚みをキープできるようにするため、目地テープを使用します。
今回の部材は解体時に全ての部材が外せなかった為、そのまま移動してきました。
かなりの大きさと重量もありますので注意をしながら据え付けます。
何とか狂いなく据え付けすることが出来一安心です。
次回以降は下台から上の据え付け、墓誌の台石の据え付けなどを行っていきます。