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御調町お墓じまい工事①

本日より御調町の地域墓地でお墓じまい工事に入らせて頂きます。お墓は他の石屋さんでされたのですが、この度は知人の方から当社をご紹介頂き、ご縁を頂けることとなりました。本当に有難い事です。

 

こちらの墓地は山の斜面に作られている墓地で場所によっては他の家の墓地を横切っていく必要がある立地です。いろは坂の様に何度もUターンを繰り返しながら登っていく形になります。

墓地自体は東向きでお墓も汚れ辛い墓地ですが、お墓参りには体力が必要でもあります。

 

そんな中こちらの墓地は、墓地中腹位に位置して他の墓地を横切る事もない為比較的難易度の低い立地ではあります。2年ほど前にもこちらの墓地にお墓じまいに伺いましたが、何か所もアルミブリッジを使って道をつくったりする必要もあったことを考えると簡単だと思われましたが。。。

 

お墓の大きさが尺1寸という物凄く大きいお墓でした。

私たちの地域では1尺のお墓でも大きいサイズなのにそれよりも一回り大きいサイズです。どうやって据えたんやこれ。。と思わざるを得ない感じです。

 

施主様の了承を得て、危険を回避するために石を分割させて頂く必要のあるものはさせて頂く事になりました。

 

解体だからこの様なことも出来ますが、据え付けるときは相当慎重に行わないと危険な大きさです。石種はポルトガルのSPIという石目の細かい素敵な石で、石屋からすると勿体ないという思いが出てしまいますがそれは関係ありません。

今回は入り口部分に階段がありますのでアルミブリッジを掛けて往来します。

運搬重機が何度もUターンしていく必要がありますので、そういった箇所にはコンパネを敷いて通路を汚さないように心がけていきます。

 

こういった墓地のあるあるですが、墓地の通路の外側に階段をつけたりしてある事が多々あります。そうすると、場所によっては後々運搬重機が通れない形になっていたりします。こういった事はお墓屋さんも考えて提案していただければありがたいのですが。。。なかなかそうはいかない物です。なので、当時は出来た工事も今では重機が通れない為に簡単にはできないという状況が出てきます。

なお、今回の墓地には、カニクレーンが入れない為、3脚クレーンを2種類使用して解体していきます。カニクレーンが使用できれば効率が何倍も違うのですが、こういった墓地も何度も経験しているので、イメージしてから段取りに入ります。

灯篭や物置石、墓誌等は普通サイズの3脚で解体していきます。

何度も足の位置を変えながら移動させていき、。運搬重機に乗せられる位置に移動させます。

背の高い物を吊る際は、大きいサイズで足の一つが伸縮可能な、その名も 三太郎くん を使用します。

ただ、足の長さが4メートルある為場所を考えながら組み立てる必要があります。言葉では説明できない現場での試行錯誤があります。。。

今回のお墓は昭和末期に建立されたお墓で、お墓の繋ぎ目はセメントノロで付けてあった為簡単に解体出来ました。最近は耐震ボンドが主流であるため、場合によっては本当に外しづらい事があります。

危険が想定される箇所には養生をしたりと他のお墓や通路に傷がつかないように色々な場所に気を遣っていきます。

1尺1寸のお墓の下台は解体してから運びます。

ドリルで穴を数か所空けてからせり矢で割ります。このせり矢を叩いて徐々に割れる際の音と叩いた感じの変化が快感です。

 

墓誌と墓誌の台も長さが長かったため、同様に分割して運搬しました。

 

約半分終えたところで本日は終了となりました。

墓地まで道具を運ぶだけで何時間もかかる上、積み替えのユニック車を往復するのに1時間弱かかります。何より安全を考慮して作業を行いますので、時間が掛かります。

 

次回は解体を終えられるようにしていく予定です。

 

施主様にはお茶などの差し入れを頂きまして本当に有難うございました。