



今週は月曜日からお客様とのお打合せ、持ち帰らせて頂いた墓誌や棹石の洗浄クリーニングと墨入れ、墓じまいをさせて頂いている墓地の撤去の続き、尾道市御調町千堂の墓地造成工事の続きと、日々様々な現場と業務を行ってきました。
従業員も少ない上に今週は体調不良で現場が一人となっていたため、日々少しずつの進捗となりました・・・
本日は先週回収させて頂いた棹石と墓誌の据え付けに伺いました。
上の画像の現場では棹石を据え付け後、上台、水まつりの家紋のクリーニングと墨入れ直し、墓石のクリーニング、主に部材の付け根の水垢汚れ落としと苔の汚れ落としを行いました。根気よくスクレーパーで削り落とす事で綺麗になりました!
週末のご納骨も気持ちよく行えることと思います。
こちらのお墓のほとんどを代々建立させて頂き、自分としても先代以前の手仕事の作品を見る事が出来て本当に貴重な経験をさせて頂きました。有難うございました。





続いて府中市諸毛町に夫婦墓の棹石の据え付けに伺いました。
こちらでも墨の入れ直しと水垢、苔の汚れ落としをさせて頂き、少し傾いていた灯篭を修復させて頂きました。
灯篭はブロックを敷いただけの基礎でしたので、割栗石を立てて敷き詰め、目つぶしの砕石を入れてタコで締めた後、生コンを敷いて基礎をしました。
傾いていた理由としては、灯篭の前方は石垣の基礎があった為地面の沈み込みはなかったのですが、後方は基礎もなく締固めもあまりしていなかった様でしたので経年で沈み込み、後ろに傾いていたという事が考えられます。
割栗石で丈夫な地盤にしたため今後は問題ないはずです。
20年前くらい前までは基礎といった考えはなく、今回の灯篭の様なブロックを敷いた物や、石のコッパでレベルを調整しただけという事が当たり前でした。
現代は現代の考え方、施工方法を取り入れて、よりよい方向に向かっていくという姿勢を持っていかなければいけません。