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円安に伴う外国産石材の値上げと国産石材使用のおすすめ
2022/09/10
その他
ここ数ヶ月、円安が止まりません。
個人的にもここまで来たかという驚きです。
2020年に子供が生まれて外貨建ての学資保険に入ったのですが、その当時のレートが1ドル103円から104円(12月)。
10年間掛ける内容なのですが、FXをしていた私の認識から、まぁ10円以内の上下の変動幅だろうと思っていました。
円高もあれば円安もあり、通してみれば契約時に近い平均105円あたりで収まるのかと予測していました。
外貨建てなので、保険を支払うときは円高がお得になり、満期時の受取の際は円安がお得になるという仕組みなので、
円安のころ合いを見て換金すればいいかと思っていたわけです。
今140円を越えています。。。
めちゃくちゃな円安です。
この保険に関しては目を背けるしか方法がないです。(解約は念のためしません)
そんなはなしはおいておいて、個人的にも想像を全くしていなかった金額まで安くなっているわけですが、
仕事に置き換えると、石材価格の上昇につながってしまっています。
何故かというと、
現在墓石業界は恐らく9割以上が中国など外国での加工をした墓石など石材製品を商社を経由して仕入れるという仕組みになっています。
もちろん当社もそうです。
そして中国の工場側と商社側の取引がドル建てで行われています。
今までは、北京オリンピックあたりの頃は中国の人件費の上昇と工場の設備投資(汚染対策など)による価格転嫁、最近だと燃料費上昇、コロナ
による船便の減少に対しての船便確保のための費用などなど、なんやかんやと価格上昇が起こっていましたが、
為替レートが起因する値上げはほとんど起こっていませんでした。
商社側も何とかこらえながら色々考えてやってくれていますが限界があります。
現在お見積りさせていただいているお客様にも値段上昇の恐れをお伝えしている状況です。申し訳ないです。
今お話ししたのは主に中国で外国産墓石を製造して仕入れた場合の話。
一方で、日本の石材はというと、こちらも一度中国に原石を運んでそれを加工し、再度輸入するという仕組みがほとんどです。
ですが取引は円建てで行われているため、石材価格に関しては為替の影響を受けません。
商社側からも国産材は価格の変更はないと返答をもらっています。
というわけで、今、国産石材の価格が比較的安めになっています。
墓石をお考えの方がいらっしゃいましたら、国産材もお見積りにいれられてはいかがでしょうか?